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★『英語青年』12月号
「16章からなるずしりと重い大冊。優に20年を越える営々たる研鑽の集成である。なかでも一番多くの紙幅を割き、最近の関心を集中したのがドラキュラについての考察だ。氏の方法はテクストの精緻な解析というよりは寧ろ、吸血鬼ドラキュラって誰/何という文化学的考察(人間とは何者かを問い返すことである)を基軸に、現代科学の最前線からドラキュラの墓場までを徘徊して、自由自在に裁断のメスをふるうことである。さながら知に飢えたパラノイアの徘徊! そう評したくなるような偏執的好奇心と広い渉猟と断定のおもしろさが身上の本である。他にA・カーター論、W・コリンズ論などが読ませる」。

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