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★論座6月号・坪内祐三
「ソンダクのエッセイ集には『死ののち マシャード・デ・アシス』という一文が収められていて、この一文は素晴らしかった。この未知の作家を、もの凄く読みたくなった。(この作品は)ちょうど19世紀と20世紀の、すなわち従来のタイプのリアリズム文学と新しいモダニズム文学が重なり合うような頃だが、『ドン・カズムーロ』は、まさに、その時代を体現している傑作だった。……この作品の重要な道具は「目」である。登場する各人の「目」に注目しながらこの長編を読み進めていけば、より深く作品世界を堪能することができるであろう」

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