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★「北海道新聞」04.3.14 大野日出明
「金成に関する富樫さんの著作は、小説『エノン(いずこへ)―アイヌの赤い星』(彩流社、1992年)に次ぐ二作目。アイヌ民族の側から生涯を再評価した前作から十二年を経て、新たに分かった史実に基づいて活動の背景と意義を問い直した。登別温泉の開発に力を尽くした滝本金蔵らとのつながりをより詳細につづり、青年時代の学友が太郎の没後、『北門新報』に寄せた追悼文も盛り込んだ。また、幌別でキリスト教布教に熱心だったのは金成でなく弟子だったと、従来の見方を覆す事実も明らかにした。富樫さんは『民族の自立を目指した金成の活動は決して無駄でなく、その伏流が知里幸恵らの業績につながったことが明らかにできた』と話す」。

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