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★『経済』04・5 赤間道夫
「本書は、階級概念の復権をめざしてそれと格闘した社会科学の知的営為の成果である。内容には階級概念と誠実に向かいあった著者のほぼ10年の探求と階級概念をないがしろにした諸説への批判とが凝縮されている。「!」は「どっこい生きている」という著者のメッセージだろう。著者による「階級論の復位」は、階級という「概念装置」を組み立てることができない社会(科)学者への批判であるだろうし、「正統派マルクス主義者」への叱咤激励でもあるだろう。好著の出現を、喜びたい」。
★「東京新聞・中日新聞」 04.4.18
「もはや時代遅れと見なされていた「階級」の概念。だがバブル崩壊に続く「中間階級」の亀裂が話題である。古くて新しいこのテーマに対し、マルクス以来の古典的な階級論の成果を踏まえ、社会的格差を階級の概念から丹念に吟味する。直観に頼らない理論的な書で、不平等と貧富の格差を招く人脈や世襲の問題が体系的に整理され、目下のグローバル化を読み解く糸口を与えてくれる」。
★「図書新聞」04.4.15 降旗節雄
「現代資本主義の発展、それと対照的な社会主義圏の崩壊という歴史的現実の中で、マルクスの規定した「階級」概念はもはや失効したのではないか──これが現代の通説・新常識であるとすれば、本書はこの通説・常識にたいする痛烈な批判の書である。著者はグローバリゼイションの支配する現代においてこそ、まさに全地球的規模において、階級支配の構造は拡大し、貫徹しつつあると強力に反論する」

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