初期オペラの研究
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| 書籍名 : 初期オペラの研究 総合舞台芸術への学際的アプローチ |
| (ショキオペラノケンキュウ) |
| 著者名 : 丸本隆(マルモトタカシ) 著 |
| 発行日 : 2005-05-10 |
| 税込価格 : ¥3675 |
| 本体価格 : ¥3500 |
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★小宮正安『読書人』05.6.24
「本書の特徴をあげるとすれば、まずは執筆者の研究分野が実に多彩である点だ。音楽学の研究家はもとより、演劇学、文学、歴史学、文化学と、まさに百花繚乱の感がある。序章でも述べられているとおり、オペラはその時々の時代を映し出す総合芸術であったにもかかわらず、従来の研究はおもに音楽の範疇に的をしぼったものが多かった。だがそれだけでは、本当の意味でオペラを論じたことにはならない。そこで年齢も研究テーマも様々な研究者が集まり、オペラのルーツを探り始めたというわけである。狭い学問領域を超えて相互交流をはかることが下手くそなわが国の研究界にあって、画期的な試みである。多彩な執筆者の顔ぶれを踏まえてか、本書では17・18世紀に誕生した様々なオペラ作品やその上演形態を、年代順に紹介するのではなく、テーマに分けて分析するという方法をとる。3つの章立てからなり、それぞれ「バロック・オペラ再考」「オペラ/音楽劇の理論的解明」「オペラ/音楽劇のジャンル的考察」という表題を戴いている。とはいっても、これらは一応のくくりであって、各章に修められた論文は実にもってヴァラエティー豊かだ。一読して分かるのは、宮廷文化と密接に結びついた存在であったがゆえに、現在ではほとんど上演されることのない初期のオペラが、じつは現代にも通用するテーマを抱えているという意識である。こうした意識をそれぞれの執筆者がしっかりと持っているため、初期のオペラが過去の遺物などではなく、現在を映す鏡であることに読み手は気づかされる。」
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